4. 海辺を走る、室戸岬サイクリングコース

23番札所から30番札所まで、寄り道しながら太平洋沿いをサイクリング。

太平洋側は札所の間隔が離れているので、歩き遍路より自転車で回るのがおすすめ。徳島県の日和佐から室戸岬を経て高知市まで、太平洋を左に見ながら海沿いの道を走る気持ちのいいコースを作りました。ルート上には23番～30番の８つの札所があります。個性的な観光スポットも豊富なので、寄り道も楽しみのひとつです。

初日は徳島県の日和佐駅からスタート。23番に寄った後、道は二手に分かれます。おすすめは海岸沿いの南阿波サンラインを行くコースですがアップダウンがあるので、内陸の国道を牟岐へ向かうこともできます。徳島県の最南部の海部には興味深い2つのお寺があります。城満寺では禅の瞑想体験ができ、浪切不動は一面コケに覆われた神秘的な場所です。

２日目は室戸岬まで。室戸岬周辺の海岸はダイナミックな奇岩の宝庫です。興味があれば室戸世界ジオパークセンターを訪れてみて。24番札所は山上にあるので、自転車を麓に停めて歩いてアプローチします。

3日目は安芸まで。奈半利から内陸へ入ったモネの庭、安芸から内陸へ入った土居廓中武家屋敷など、自転車であればさほど苦なく寄り道できるスポットです。26番・27番はそれぞれ自転車を麓に停めて歩いて行きます。

4日目、夜須まではサイクリングコースが整備されていますが、歩行者もいるので行き違いには注意してください。夜須から先は内陸へと入り、田園地帯を通りぬけます。

コースでは常に大きな太平洋が左手に広がります。時には浜や磯に下り、一息いれるのもいいでしょう。