遍路道情報センター

遍路道情報センターとは

遍路道情報センターは、日本国外からの旅行者が四国遍路域内を安全・快適に回遊できるよう、受入環境を整備することを目的として活動しています。

運営組織

この活動は、国土交通省四国運輸局から百十四経済研究所が委託を受けて2021年5月から始まりました。 2021年度事業*として、域内の情報収集と整理、英語WEBサイトからの情報発信、モデルコース開発、旅行者サービス拠点の体制づくり、外国人モニターによる評価などを行いました。行政、各県観光協会や多くの民間事業者、専門家と協働し、受入地としての基盤づくりに取り組んできました。

2022年事業**では、移動環境の向上に向けたレンタル自転車や荷物搬送の仕組みづくり、遍路道や施設等の最新状況を把握するための現地連携体制強化、外国人トレイル愛好者に向けたプロモーションなどにトライしました。また、八十八カ寺に設置したQRコードから各札所の情報を参照できるよう、多言語WEBサイトを設置しました***。

2023年度も引き続き委託を受け、百十四経済研究所内で遍路道情報センターを運営します。本年事業****では、海外在住者向けのプロモーション、四国来訪から退出までのワンストップサポート体制の試行、QRコードによる情報提供の拡充、デジタル技術を活用した外国人旅行者の動態調査などにトライしていく予定です。

広域的・世界的な視点から、遍路道や地域・観光に関する良質で統一的な情報を発信し、旅行者の利便性を高め、受入側の体制整備を進めることを目的とし、将来的には持続可能な独立機関として運営することを目指しています。

*令和3年度 四国運輸局 アドベンチャートラベル、ロングトレイルをテーマとする四国遍路の受入環境再構築に向けた実証事業
**令和4年度 四国運輸局 ロングトレイルを想定した四国遍路を統括するセンター機能の構築に向けた実証事業
***令和4年度 四国運輸局 「四国遍路」を基軸とする観光振興に向けた調査事業
****令和5年度 四国運輸局 DXを活用した四国遍路の受入環境整備に向けた調査事業

百十四経済研究所は、香川県を拠点とする地方銀行系シンクタンクで、地域活性化をミッションとしています。