トイレと休憩所

トイレ

「Bathrooms」のことを日本では「トイレ」とか「お手洗い」と呼びます。入浴設備は「風呂」と呼び、区別しています。またトイレには、洋式と和式があります。洋式トイレの普及が進み、現在、和式トイレは一般家庭ではほとんど見かけませんが、公衆トイレや古い建物ではまだ多く見かけます。

公衆トイレは、各寺院のほか、駅、コンビニ、スーパー、市役所・町役場、公園などに設置されています。緊急の場合は、地元の人に相談しましょう。鉄道駅のトイレは駅の構内にあることもありますが、駅員に相談すれば使わせてくれることがほとんどです。

四国遍路の道中のトイレについては、このサイトのコースマップや『Shikoku Japan 88 Route Guide』に掲載されていますので参考にしてください。

道の駅

道の駅とは、国が整備した道路沿いの休憩施設です。無料駐車場、トイレ、電話、自動販売機が設置されていて、観光案内所、レストラン、ファーマーズマーケット、スナックコーナー、お土産の販売所、温泉施設、郷土資料館なども併設されているところもあります。営業時間は通常9時から17時まで、トイレや休憩所は24時間利用できます。四国内の道の駅の数は90駅(2023年7月時点)、場所はこのサイトのコースマップや『Shikoku Japan 88 Route Guide』に掲載されていますので参考にしてください。

道の駅四国地区公式ポータルサイト(日本語のみ) https://www.sk-michinoeki.jp/

遍路小屋

「遍路小屋」とは、歩き遍路の休憩用に建てられた小屋のこと。屋根とベンチだけの東屋風のものから、電源・トイレ・水道などを備えた建物までさまざまなタイプがあり、単なる休憩所というだけでなく、お遍路さん同士の交流の場ともなる場です。遍路道の道沿いにはたくさんの遍路小屋・休憩所があり、「Shikoku Japan 88 Route Guide」に掲載されているだけでも250カ所以上確認されています。

そのなかでも、ユニークなデザインで楽しませてくれるのが「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」により建てられた休憩所です。提唱者の建築家・歌一洋氏による設計で、地元の方々の寄付や労力奉仕によって建てられています。現在58棟が完成しており、ひとつひとつ特徴のあるデザインになっています。

遍路小屋は、お遍路さんへのお接待の一環として地域の人がボランティアで維持管理しています。利用マナーを守るようお願いします。

「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会(日本語のみ) http://www.henrogoya.com/index.html